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乃木将軍 [文学]

「厚意謝するに余りあり」 何か貰った人が喜んで述べる時に使う言葉である。これは佐々木信綱作詞の古い小学校唱歌「水師営の会見」からの引用句である。明治38年1月、「旅順開城約成りて」露将軍ステッセルは乃木希典大将と水師営に会見する。「昨日の敵は今日の友」、自分の愛馬を記念に進呈したいと申し出たステッセル将軍に対し、乃木将軍が答えたのが「厚意謝するに余りあり」という言葉である。軍のおきてに従って、他日、私のところへ頂くことになったら、「永くいたわり養わん」とも語ったとされている。昔の人が残した言葉には何かしら趣のある感動を覚える。


戦前、旧制高等学校の生徒は、よく「デカンショ節」なるものを歌っていが、あの中には論語が出てくる。「論語孟子を読んではみたが、酒を飲むなと書いていない、ヨーイヨーイ、デカンショ」論理学に「権威に訴える誤謬」というのがあって、こういうロジックは成り立たないのだけれど、とにかく論語の権威を認めていた。俗説によれば「デカンショ」はデカルト、カント、ショーペンパウエルのことである。こんな歌詞にすら妙に感動する。



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